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開設20周年、安心と信頼の治療院
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頭痛の鍼灸治療

頭痛について

頭痛イメージ頭痛はよくみられる症状ですが、その原因はさまざまです。国際頭痛分類第2版(ICHD-Ⅱ)によると14のグループに分けられ、3部に大別されます。

二次性頭痛の中には、命にかかわる危険なもの(クモ膜下出血・髄膜炎・脳腫瘍・側頭動脈炎・緑内障など)もあるので注意が必要です。

一次性頭痛/片頭痛や緊張型頭痛には、鍼灸治療が奏功します。機序は異なりますが、いずれもストレスや疲労が誘発要因となり、頚や肩こり・めまいなどの随伴症状が見られることが多いようです。

第1部/一次性頭痛

  • 1. 片頭痛
  • 2. 緊張型頭痛
  • 3. 群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛
  • 4. その他の一次性頭痛

第 2 部/二次性頭痛

  • 5. 頭頸部外傷による頭痛
  • 6. 頭頸部血管障害による頭痛
  • 7. 非血管性頭蓋内疾患による頭痛
  • 8. 物質またはその離脱による頭痛
  • 9. 感染症による頭痛
  • 10. ホメオスターシスの障害による頭痛
  • 11. 頭蓋骨,頸,眼,耳,鼻,副鼻腔,歯,口あるいはその他の顔面・頭蓋の構成組織の障害に起因する頭痛あるいは顔面痛
  • 12. 精神疾患による頭痛

第 3 部/頭部神経痛,中枢性・一次性顔面痛およびその他の頭痛

  • 13. 頭部神経痛および中枢性顔面痛
  • 14. その他の頭痛,頭部神経痛,中枢性あるいは原発性顔面痛

現代医学的な頭痛については次のサイトが参考になります。

頭痛大学/http://zutsuu-daigaku.my.coocan.jp
日本頭痛学会/http://www.jhsnet.org

頭痛の鍼灸治療

経絡で考える

鍼灸治療にはいくつかの考え方(アプローチ)があります。ここでは、鍼灸の特徴である経絡から頭痛を考えてみます。

頭部には多くの経絡が流注しています。別項でも書きましたが、鍼灸医学では、気血の滞りが痛みや病を生じると考えます。そこで、痛みの部位に流注している経絡を調整することで滞り(痛み)を解消します。

経絡は川のようなものとイメージしてください。洪水となれば、川は氾濫し田畑や家屋を押し流してしまうでしょう。また、日照りが続けば水量が減り、流れが停滞し、水は汚れ、田畑は干上がってしまいます。このように循環が崩れると、災害=病になると考えるわけです。

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「陽明頭痛」

前額の痛みは陽明経の変動として考えます。
(手之陽明大腸経/足之陽明胃経)
眉稜骨の痛み・緑内障など眼科疾患・鼻炎・上歯痛・顔面神経麻痺などを含みます。

陽明経は消化器との関係が深いので、胃かん部痛・消化不良・ゲップ・膨満感・嘔吐・便秘などの症状を伴うこともあります。

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「少陽頭痛」

側頭部痛は少陽経の変動として考えます。
(手之少陽三焦経/足之少陽胆経)
眼痛・耳鳴り・難聴なども含みます。

胆は「中正之官、決断出焉」といわれています。少陽胆経の変動は、おどおどしたり、ため息をつくようになったり、判断が鈍ったりします。また、口苦・両脇のつれ・眩暈・不眠となることもあります。

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「太陽頭痛」

後頭部痛は太陽経の変動として考えます。
(手之太陽小腸経/足之太陽膀胱経)
頚椎症・寝違いなども含みます。

小腸の変調は、耳鳴り・頬頚部の痛み・目赤く腫痛・歯の腫痛などがあります。

膀胱の変調は、小便不利・口渇・多飲など水液代謝の影響もありますが、鼻水や鼻血・後頚部・肩背部・腰部・臀部ふくらはぎなどの痛みなどの症状を伴うことがあります。

風邪のひきはじめには、肩背のこりなどを感じることも多くあるでしょう。
漢方の古典である『傷寒論』には、次のような記載があります。

「太陽病。項背強。几几。無汗惡風。葛根湯主之。」

ここでいう太陽病とは意味が少し違いますが、「ぞくぞくっとしたら葛根湯」ということです。さらに症状が進み頭痛と節々の痛みが加わると

「太陽病。頭痛發熱。身疼腰痛。骨節疼痛。惡風無汗 而喘者。麻黄湯主之。」

となり、麻黄湯の証となります。肩コリで葛根湯を処方することがあるのは、「項背強几几。」によるわけです。

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「厥陰頭痛」

頭頂部痛は厥陰経の変動として考えます。
(手之厥陰心包経/足之厥陰肝経)
高血圧による頭痛も含みます。 肝は「開竅於目」とあり、眼との関係が深いので、肝の変調は、目が赤くはれたり・涙目・ものが見えにくくなったりと眼科疾患を伴うこともあります。

また、ストレス疾患・イライラや怒り・抑うつなども肝に影響を与えます。頭部がブヨブヨとむくんだような場合には、刺針により頭がすっきりし、目の疲れも取れ、たいへんリラックスします。

これらは経絡からみた一例です。実際には全体的な痛み、側頭部から後頭部にかけての痛みなど複合的なものもあり、それぞれ相関的に考える必要があります。

雑誌などに「ツボ療法」の記事をよく目にすることがあります。「頭痛の時はこのツボ」などと、指で押したり、爪楊枝で刺激したりするわけですが、効果は…?なものが多いですね。名人・達人の域に達すれば、一穴で多くの病を治すことも可能なのかもしれませんが、なかなかどうして、そんなに簡単にはいきません。

頭痛に多い緊張型頭痛であれば、やはり頚部・肩背部の筋肉の緊張緩和が一つの目標となります。先の経絡に対応するつぼを使用したり、直接筋肉の硬結に対して解剖学的に刺針をすることも必要でしょう。

病因から考える

発病の原因から頭痛を考えます。東洋医学の病因には、六淫(風・熱・火・湿・燥・寒)、七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の情意・情志)、飮食勞倦、外傷、癘気(伝染病)などがあります。

訴える症状・随伴症状とともに四診(望診・聞診・問診・切診)を行い病因を決定します。頭痛の病因には、外感風邪・風寒・風熱・風湿・痰濁・気滞血瘀・気血不足・肝陽上亢・腎虚などがあります。よって、これらの病因に対する鍼灸治療を行うと同時に、頭部・肩背部に対する局所治療を合わせて行います。痛い部位や頚肩部だけでなく、手足や腹部にも治療をするのはこのような理由によります。

外感風邪

風・寒・湿の外邪に中り、気血の流れが悪くなり、経絡の流れが滞り頭痛を生じます。
風邪の症状・鼻水・鼻閉などの症状があります。

痰濁上擾

重く脹るような痛み・めまい・胸やみぞおちの痞え・悪心・少食・白い痰が多く出るなど

瘀阻脳絡

反復性の頭痛・慢性的・痛みの部位は固定・錐で刺すような痛みなど

気血不足

慢性的な頭痛・目のかすみ・午後になると憎悪・顔色が良くない・動悸・不眠など

肝陽上亢

脹れ・引きつるような頭痛・熱感を伴う痛み・顔がほてり目が赤い・蝉の鳴くような耳鳴り・胸が熱くイライラし口が渇くなど

肝腎陰虚

めまい・時に軽く時に重い・物がぼやけて見える・手足がほてり胸が熱くイライラする・目が乾く・腰がだるく足に力が入らないなど

これらの四文字熟語は、中医学で用いられるもので馴染みのない方にとっては意味不明かもしれません。本来は湯液(日本では漢方薬という)の為の理論・考え方で、病因を特定し、弁証を立て、治則によって薬を処方します。現代中医学では、このシステムを鍼灸に応用しています。つまり、ツボにそれぞれ薬効のような働きをもたせ配穴(ツボを決める)するわけです。

もう少し分かりやすい話をしましょう。

東洋医学では、虚実や寒熱など相対的な対象軸で個々人の体質(タイプ)を考えています。例えば、夏場の電車の冷房をイメージしてみて下さい。ガンガンに冷えているにもかかわらず暑がる人もいれば、寒くて震えている人もいるでしょう。敢て単純に比較すると、暑がる人は実で熱症タイプ、逆に寒くてしょうがない人は虚で寒症タイプと考えます。

実で熱症タイプの方は、サウナで汗をかくとスッキリすることが多いかもしれません。逆に、虚で寒症タイプの人が発汗し過ぎると、グッタリとして気分が悪くなるでしょう。実で熱症タイプのは、活動的な人が多いのですが、血圧も高い傾向にありますので、長時間のサウナには注意が必要です。このようなサウナに入って、冷水浴などは、体力がないとできない健康法です。

虚で寒症タイプの人は、上記の気血不足の傾向もあります。このような場合には、頚部・肩背部の緊張を緩める方法と、体を温めて、脾腎を丈夫にする治療を合わせて行います。頭痛ならロキソニンということではなく、それぞれの体質(タイプ)に合わせて治療を行うということです。

また、健康のために生サラダを毎日食べ、水を何リットルも飲んだりとかえって体を冷やしている方もときどき見られます。いたずらに健康法に振りまわされず、体質(タイプ)にあった食生活を送ることが治療・予防の第一歩です。

云う易し、行うは難しですが…。

祖師谷で開設20年、安心と信頼の治療院|鍼灸指圧自然堂

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