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開設28周年、安心と信頼の鍼灸院
世田谷区祖師谷大蔵下車 徒歩2分

鍼灸(はりきゅう)についてのご質問

鍼は痛くないですか

鍼と聞くと注射針を想像される方がいらっしゃいますが、施術で用いるものは髪の毛程の細さで、その先端は痛みの無いように加工されています。当方では細い鍼によるソフトな鍼術から中国鍼や電気鍼、各種特殊鍼法を習得し行っております。

「痛くなく治る」方がよいですが、症状によっては少々刺激のある方法をお勧めすることがあります。多分、想像するほどの痛さはないでしょう。はじめての方でも、リラックスされて施術中に眠ってしまう方もいらっしゃいますのでご安心下さい。

鍼には得気(とっき)という独特な感覚があります。鍼をした時にズーンと重く響くような感じで、時に上下にひびきが流れていきます。この得気と痛みは分けて考えなくてはなりません。中国では得気がないと効果が少ないと考えられています。

どうしても抵抗のある方は、温灸や指圧・マッサージをお勧めします。

鍼で感染はしませんか

きちんとした消毒をしていれば感染することはありません。

ディスポ鍼当院ではディスポーサブル(使い捨てのもの)の鍼を使用しており、衛生面での心配はありません。また、特殊な鍼に関しては、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)で消毒します。厚生省通達によると鍼具の滅菌法としてオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)121℃、20分以上となっております。

ご希望により、金や銀の鍼による施術も可能です。鍼は個人用としてキープいたします。(鍼代別途)

灸は熱くないですか

お灸の方法もさまざまあります。

ひと昔前は火傷の痕が残るような打膿灸(だのうきゅう)もありましたが、最近では美容上の問題などからも痕の残らない方法で行います。

灸のイメージお灸はもぐさを皮膚の上に乗せて燃やしますが、米粒の半分位の大きさですのでチクッとするぐらいです。お灸は熱ければ効くというものではありません。

また、直接皮膚にすえない棒灸法もあります。これはたいへん気持ちがよく、寝てしまう方もおられます。

どんな症状に効きますか

*一般的なイメージでは、肩こりや腰痛が代表格でしょう。リラクゼーションを目的としたものから、難治性の疾患に対して行われるものまではさまざまな症状に効果が期待できます。

はりきゅう/どんな症状に効果がありますか

痛いところがツボですか

そうともいえるし、違うともいえます。

ツボに関して言えばいろいろと意見が分かれるかもしれません。東洋医学の古典『黄帝内経』の経筋篇には「・・以痛為輸・・」という記載があります。「痛いところをツボとみなす」という意味ですが、この痛みの感覚はズーンと響くような感じです。体のなかには押せば必ず痛い場所もありますので、これとは区別する必要があります。また、力の加減や押す角度によっても感覚は異なります。

ツボに関する研究は国内外でいろいろと行われています。科学的(?)アプローチとしては、モーターポイントやトリガーポイントなどが有名でしょう。

私に限って言えば、押してツボを取る場合は筋肉的な疾患の場合で、通常はかるく皮膚を撫でるようにしてツボを取ります。どうやらツボにもいろいろと性質があるようですので、一面的な方法ではとらえきれない物のようです。

ご家庭などでお灸をすえられる方は、最初は近くの鍼灸師にツボを選んでもらい、印を付けてもらうのがよいでしょう。無難なところでは、凝っているところや太い筋肉の中でズーンと響くような感じで気持ちの良いところを選ばれると良いでしょう。

副作用について

よく青あざのできやすい方や繊細な部位への刺鍼ではまれに一過性の内出血を起こすことがあります。予後に心配はありませんのでご安心下さい。おおむね一週間ほどで消失します。血小板の少ない方は、施術を受けられる前に担当医師にご相談下さい。
金属アレルギーがある方は、刺鍼の痕が痒くなったり、赤く腫れたりすることがあります。
糖尿病で化膿しやすい方は、お灸は避けたほうが無難です。

施術後について/「副作用はありますか」を参照ください

刺激が強い方が効果があるのですか

痛みや刺激量と効果は比例するものではなく、弱い刺激でも十分効果は期待できます。刺激は主観的な部分も大きいので何ともいえませんが、刺激が強ければ効果があるということではありません。

鍼を刺入するときに、響きという独特な感覚があります。これは痛さとは違いドーンと手や足の方に流れる感覚です。中国ではこの響きがある方が効果的としているようですが、響きがなくても十分に効果が期待できます。人によってはこの響きの感覚が堪らなく気持ちが良く、好きという方もいらっしゃいます。

痛い方が効いていると思う方が多いのは、「良薬口に苦し」と同じように、文化的な影響があるのでしょうか。「おすもうさんは200本も鍼を打っている」と言う話がありますが、お年寄りや子供にこのような鍼をする事はありません。つまり、個人個人にあった質と量があるわけです。

中国鍼と日本鍼はどうちがうのですか

鍼の特徴としては、中国鍼は太く日本鍼は細いものが多いといえるかもしれません。(日本鍼にも太いものはあります。)先にもお話ししましたが、中国では得気を重要視しており、得気がないと効果が少ないと考えています。それ故、細い鍼ですとなかなか得気を取りにくいということもあって比較的太い鍼を使うことが多いようです。

そもそも日本に鍼が伝来したのが奈良時代と言われております。そして、日本の風土・国民性・体質・思想などの影響を受け独自な発展をとげました。また、診断法として腹診を重視するところも中国にはない特徴といえます。

毫鍼(ごうしん)の方法には撚鍼法・管鍼法・打鍼法があり、管鍼法・打鍼法は日本独自の方法です。真偽のほどは不明ですが、日本人は痛みに敏感な方が多いので痛くなく鍼を刺す方法として管鍼法が普及したといわれております。

和鍼と中国鍼日本の鍼(和鍼)は鍼管といわれる、筒状の道具に鍼を挿入して使用します。江戸前期に杉山和一が管鍼を考案したとにいわれていますが、杉山検校が考案したのは管鍼ではなく松葉鍼のことです(下図左)。一方、中国鍼は管を使わず鍼を直接手で刺入します。刺入した後に補瀉法や複式補瀉などの手技を行います(下図右)。

実際の施術では中国鍼・日本鍼の違いよりも施術者によるところが多いでしょう。当院では、症状・ご希望応じて中国鍼・日本鍼を使い分けております。

鍼灸師になりたいのですが

鍼(はり)師・灸(きゅう)師は国家資格です。

資格を取得するには、指定の専門学校で3年間勉強した後、国家試験に合格しなければなりません。中国やアメリカなど諸外国で鍼灸の資格を取得されても日本では認められておりません。数年前、規制緩和となり専門学校がビジネスとして乱立しておりますので、以前より鍼灸学校には入学しやすくなっています。

多くの専門学校では午前と午後のコースがあります。午後のコースは仕事をしながら通学される方が比較的多く、年齢層も高い傾向にあります。だいたい、3年間で500万ほど費用がかかるのではないでしょうか。

これから入学を考えている方は、三療(はり師・きゅう師・あんま指圧マッサージ師)の資格を取得することのできる学校を選ばれた方がよいでしょう。卒後、なかなか鍼灸だけで生計を立てることは困難ですので、老婆心ながら「あんま指圧マッサージ師の資格」も取得されることをお勧めします。

臨床よりも研究を目的とされるのであれば鍼灸大学への進学、教育面で活躍したいのであれば、卒後さらに教員養成科に進まれるのがよいでしょう。また、中国の中医医院では外国人を受け入れておりますので、卒後の臨床経験として中国留学もよいのではないでしょうか。各学校の詳細は、鍼灸学校で検索すればヒットするでしょう。

鍼灸師を志す情熱的な若い人を応援します。祝你成功!

鍼灸院のイメージ

祖師谷で開設28年、安心と信頼の鍼灸院|鍼灸指圧自然堂

施術内容

総合コース 6000円

受付時間

10:00~20:00

定休日

木・日

ご予約・お問合わせ

住所

鍼灸指圧自然堂の地図

世田谷区祖師谷3-28-2 メゾンドシルキー1FC
小田急線祖師ヶ谷大蔵駅下車、徒歩2分。

小田急線沿線、狛江・喜多見・成城学園前・千歳船橋・経堂からもアクセスがよく、1階ですので階段の上り下りはありません。

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