鍼灸の古典文献で身体(からだ)が描かれているのは経絡図や経穴の位置を示した図などの類で、鍼灸師の姿は肖像画ぐらいかもしれません。当時の人々の暮らし、日常生活が描かれているような資料から、鍼具や手技などについて分かることもあるのでなないかと思い、いくつか資料を探してみました。
“和本の図版にみる鍼灸の諸相” の続きを読む鉄斎流『按腹獨稽古』を読んで考えた|雨水分流って。。
「按腹獨稽古」の概略
最近の手技療法は百花繚乱というか、玉石混淆の様相を呈しており面白いことになっています。毎年のように新しい理論やテクニックが紹介されますが、よくよく考えてみるとその多くはすでに学んだ施術法や古典文献の中に共通する要素を見ることができます。
“鉄斎流『按腹獨稽古』を読んで考えた|雨水分流って。。” の続きを読む武漢肺炎(COVID-19)の感染予防に鍼灸で何ができるか?
感染の現況
有史以来、人類は幾たびも感染症との戦いを余儀なくされてきました。今回、武漢で発生した未知の新型コロナウィルスは、限局的な地域にとどまらず、すでにパンデミックとなってしまいました。東京も数日後には緊急事態宣言が発令されるかもしれません。日本の場合、緊急事態となっても、諸外国のようなロックアウトにはなりませんし、罰則があるわけでもありません。しかし、早期の終息のためには、一人一人が自覚を持って行動をしなくてはなりませんね。
まずは、できることをする
“武漢肺炎(COVID-19)の感染予防に鍼灸で何ができるか?” の続きを読む江戸期の鍼灸書「鍼灸抜粋」を読んで考えた
2013/2月~5月の「鍼灸鶏肋ブログ」の記事をまとめたものです。
「鍼灸抜萃」の概略
鍼灸の古典には様々なものがありますが、江戸期の代表的な文献のひとつとして「鍼灸抜萃」(1676)をあげることができます。
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